セーフィーは、上場時時価総額が1,000億円を超えると思われる大型IPOです。
事業内容は映像クラウドプラットフォームをサブスクリプションで提供しており、時代のニーズに合った今後もマーケットの拡大成長が期待できる事業分野です。
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セーフィー【4375】IPO概要

セーフィー 注目のポイント
2014年10月創業から7年目での上場
創業メンバーは、ソニーの関連企業出身者で、「ソニーネットワークコミュニケーションズ」からの出資も受けています。
代表取締役の佐渡島 隆平氏は『Forbes JAPAN』の「日本の起業家ランキング2020」で1位を受賞しています。
第2期から第7期の売上高の成長は毎年200%以上成長しており、社会的なニーズに合ったサービス(映像データDX)提供と強力な販売パートナーによる営業力が急成長を支えているものと思います。
サービス優位性と技術力
高品質・高セキュリティで低価格なサービスを多様な用途で展開【国内市場シェアNo.1】
販売力
主要パートナー企業を見ると、通信・インフラ系のパートナーが多く、ブロードバンドや携帯の拡販に貢献してきた営業リソース・ノウハウを活用している。 (2020年12月期の売上高における販売パートナーへの売上高比率は60%)

高い売上高成長率

2019-2020 第7期 2.58倍 売上高約50億(実績)
2020-2021 第8期 1.59倍 売上高約80億(会社予想)

「クラウド録画サービス」国内市場シェア1位

「防犯監視カメラ」「業務効率化」「入退室管理」等、幅広いニーズに対応した映像サービスを提供
「重要文化財の仏像を守る為に」「賃貸住宅にセキュリティ付加価値を」「河川の氾濫監視をYoutubeで」等など、幅広い分野で様々なニーズに対応したサービスを提供しています。
興味深いのは、「バイク王」「焼肉ライク」「BASE」「モノタロウ」等、成長を続ける上場企業も多数導入しているところで、クライアントの成長に伴う売り上げ成長も期待できそうです。

大きな成長余地

これまで設置されているカメラと言えば『防犯対策』を主眼に置いたものが殆どでしたが、今後は用途がますます広がる事は間違いありません。
これまでの防犯カメラは設置に工事が必要な物が多く録画機が必要など、費用も手間も手軽なものではありませんでした。
いっぽう『セーフィー』の提供するサービスは、工事・録画機不要、1,230円/月~のサブスクリプション等、導入のハードルをかなり下げています。
標準機能・オプション機能も充実しており、既存の防犯カメラからの乗り換え需要、新規ユーザーの需要を鑑みると成長余地はかなり大きいと思います。
将来的には「AI映像解析サービス」「海外展開」も視野に


セーフィー IPO まとめ
2021年12月期の業績予想は、売上高80億、経常損益▲5億の予想
売上高、マーケットの成長は今後も期待できる事業で、中長期で投資を検討中。
上場日は9月29日(金)で前日には4社の新規上場、当日は「プロジェクトカンパニー 9246」との同時上場
プロジェクトカンパニーもDX系の企業で人気が集まりそう、セーフィーは吸収金額も大きので初値高騰はしづらそう。
ブックビルディング申込は、宛にならないのでセカンダリで狙っていきたいところです。
ロックアップは180日、1.5倍でロックアップ解除なので、公募価格150%以内で拾いたいところ。

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